面河山岳博物館で石鎚山系の自然や歴史にたっぷり触れる

  

えだまめ    イマナニ体験レポート

豊富な資料で、石鎚山系の自然が丸ごと学べる!

残暑お見舞い申し上げます。えだまめです。久万高原町の面河山岳博物館で開催されている「面河山岳博物館 第53回特別展 ときめく石きらめく虫~久万高原のお宝鉱物と世界の輝く昆虫~」展に行ってきました。子供が学校から持ち帰ったきれいなチラシにときめいた私のリクエストです。虫にも石にも興味がない小1娘は、道の駅「さんさん」のソフトクリームに釣られて付いてきてくれました。石鎚スカイラインの入口近くにある「面河山岳博物館」。まず、スリッパに履き替えて入館します。ロビーには生きたカブトムシやクワガタが入った箱が置いてありました。すごい!「いきなり!カブトムシ」(笑)!自由に触れるそうですが、娘は元気に動く虫にタジタジ…結局箱越しに観察しました。
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足を運ぶきっかけになった特別展のチラシです。
足を運ぶきっかけになった特別展のチラシです。 ロビーに置かれたカブトムシやクワガタの箱。 塗り絵と折り紙の体験コーナーもありました。こちらには娘も参加。 ロビーには珍しい「水色のアマガエル」が!もちろん生きています!! 叩くと高い音がする「カンカン石」。大きな晶洞鉱物の前に置かれていました。
建物の構造上、2階に入り口と受付、ショップ、そして常設展示。3階が特別展の会場と常設展示、図書閲覧室などもありました。まずは、石鎚山系の自然がテーマの2階の常設展にから見学しました。植物や昆虫、哺乳類、魚類などの標本や剥製がふんだんに展示されていて、改めて久万高原町・石鎚山の自然の豊かさが実感できます。特に私たち親子で釘づけになったのは「石鎚山系にすむ哺乳類」の展示。イノシシやタヌキ、ニホンカモシカ、ムササビなど剥製が使われて展示されているのでとてもリアルです。各コーナーごとに解説パネルが設置されているので、勉強になります。
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蝶の標本と分布図の展示
蝶の標本と分布図の展示 石鎚山系に自生する植物。写真もありました。 ハチについてまとめられたコーナー。 面河渓の水生生物。魚類、両生類など。

ピカピカ・キラキラ。珍しい「石」と「虫」の特別展。

3階の特別展はタイトル通り「石」と「虫」がテーマです。鉱物のコーナーには、世界各地で採れた色とりどりの鉱物とともに、地元久万高原町の「魚眼石」「束沸石」「方解石」などの「晶洞鉱物」が展示されていました。小さく綺麗に研磨された宝石のようなものではなく、石の塊がワイルドに置かれています。なぜ久万高原町で晶洞鉱物が多産するのか?それには1500万年前の火山活動が関係しているとのこと。そういえば、常設展の方に石鎚山の火山活動についての解説がありました。「国内の博物館で所蔵されている沸石類コレクションには、久万高原町産の標本が含まれていることが多いものの、そのことは砕石に関わっていたごく一部の人や鉱物の専門家、コレクター以外には殆ど知られていない」という旨の説明がありました。
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会場入り口の様子。
会場入り口の様子。 地元産の晶洞鉱石。石の成り立ちも解説されていました。 外国産の鉱物。派手な色にびっくり。 久万高原町の採石場の様子の映像。 西条市の市之川鉱山で産出された「輝安鉱」についての解説。
続いては、きらめく「虫」。こちらでは蝶、甲虫、ハチやトンボなど世界中の昆虫の標本がたくさん展示されています。小さくてもピカピカ、ギラギラです。もちろん、地元で採取された昆虫の標本箱もありました。私は、一度見てみたかった「オオルリアゲハ」が見られて満足です。そして、特別展の会場から続く常設展示のコーナーには、大きな石鎚山のパノラマ展示がありました。とても大きく、迫力があります。よく映像や写真で見る石鎚山の鎖場などが確認できますが、その位置と険しさに驚きました。また、山岳信仰の解説や登山道具の歴史の資料のコーナーがあり、2階の自然がメインの展示室とは違った角度から面河・石鎚山を学ぶことができます。
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甲虫の標本。所狭しと並べられています。
甲虫の標本。所狭しと並べられています。 綺麗なブルーの羽を持つ蝶「モルフォチョウ」がたくさん! キャプションに学芸員さんの気持ちが出ています。 石鎚山の大パノラマ。 昔のスキーの道具。登山の装備や道具の展示もありました。
普段「標本」や「剥製」に接することが無い娘は、ちょっと怖がっていました。特別展は歴史的な文献資料や、映像のコーナーもあり、地学・生物学に加えて地元の歴史や科学の見方までをも勉強できる展覧会でした。常設展示では、地元石鎚の自然や人文が多角的に理解できるようになっています。時間が合えば学芸員さんに質問もできますし、写真撮影もOKとのことでした。図書・資料室も開放されていましたので、親子で夏休みの勉強に訪れるのもいいかもしれません。なお、館内はエレベーターがないため、車イスやベビーカーのまま3階へ移動することはできません。車イスの運搬や介助は、前日までに館への連絡が推奨されています。退館後、私たち親子は面河渓に足を伸ばし、ちょっとだけ川遊びをし、夏の面河を満喫して帰りました。
面河山岳博物館
開催日/7月20日~9月1日・09:30~17:00
開催時間/9:30~17:00 定休日:月曜日
開催場所/面河山岳博物館(愛媛県上浮穴郡久万高原町若山650-1 )
駐車場/あり 普通10台
料金/あり 一般450円(団体400円)、小中学生250円(団体200円)
問い合わせ先/面河山岳博物館 TEL.0892-58-2130
URL/http://www.kumakogen.jp/site/omogo-sangaku/
reported by えだまめ