広田発の美味しいシイタケが大人気!加工に栽培に、無限の広がり!

  

菌床シイタケがワンコインで増殖できる栽培キットも!

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寒さの厳しいこの季節、お鍋に、串焼きに、バターソテーに。
肉厚プリプリで、基本的に何にでも合わせやすい万能キノコ「シイタケ」は食卓の味方!
砥部町の奥、広田地域では、そんなシイタケの栽培が盛んです。

広田産のシイタケを使って作った「しいたけオイル煮 HOT」は、内子のピクルス屋さんグッドモーニングファームの看板商品!
マルシェでは大人気で、いつも真っ先に売り切れになるのですよ。

今回は人気のしいたけオイル煮の秘密や、松山で行列ができる食堂が作るスープ、自宅で簡単に栽培できちゃう!面白い栽培キット、シイタケの美味しい食べ方などなど、シイタケづくしでお届けいたします!

看板商品!しいたけオイル煮の誕生秘話

グッドモーニングファームの齊藤さんがシイタケのオイル煮を作ろうと思ったキッカケは、「沢山の頂き物のシイタケを保存したかったから」という、自家消費目的だったそう。

当時住んでいた小田は、冬場は霧が多く、シイタケを干そうにも上手く干せない。
そこで「瓶詰めの保存食にしたらどうだろう?」と思い立った齊藤さんがさっそく作ってみたところ、想像以上に周囲からの反応が良かったので、そのままレギュラー化しました。

「原木シイタケも美味しいのですが、安定供給ができない点がネックでした。菌床シイタケは一年中手に入るし、風味が優しいので食べられるという人も多い。年間で一番の売れ筋商品へと育っています」と齊藤さんも笑顔。

調味料は塩だけという、シンプルなオイル煮は、東京・松山の女性たちに受けが良く、サッとパスタに絡めてペペロンチーノにしたり、バケットにのせておつまみにしたりと、手軽なプラス一品として役立っています。

松山で人気の『お野菜食堂SOHSOH』が作る、絶品シイタケスープ

一年中、美味しい野菜がたっぷり食べられる定食で人気の「お野菜食堂 SOHSOH」では、(株)SANKIの菌床シイタケを使った『世界中の人が楽しめるスープ』が味わえます。

「すり流し」という、よくすり潰し、ダシで伸ばして汁にする日本料理の技法に近い作り方なので、舌触りがとっても滑らか!深みのある、和風ポタージュです。

入っているお野菜は、シイタケにゴボウ、ショウガ…
「旨みが強く、身体に良いとされる野菜を合わせています」と神野社長。

ベジタリアンも、宗教上で食べられないものがある人も、単に美味しいものが好きな人も、「みんなが同じスープを楽しめること」を目的に作られました。

たくさんの人のライフスタイルを豊かにする可能性を秘めたスープは、動物性たんぱく質0、脂質0、糖質も抑え目で、とてもヘルシー!
グルテンフリーなので、ベジタリアンだけでなく、マクロビアンにも対応しています。

「菌床しいたけは、癖が強すぎず、和風にも洋風にもアレンジが効かせやすい素材。今後はこのスープをベースにしつつ、色々な味に進化させていけたら、楽しいですね」と、スタッフの紺屋さん。

SOHSOHさんだけでなく、松山市内には、広田のしいたけを使っているお店が着実に増えています。

(株)SANKIが育てる、広田産のシイタケ

グッドモーニングファームやSOHSOHで使われている愛媛産のシイタケは、(株)SANKIという砥部町の広田地区にある会社が育てたシイタケです。

会社名の「SANKI(サンキ)」とは、山の亀。
万年かけてでも、亀がよいしょよいしょと一歩一歩、着実に山(課題)へ挑んでいくことをイメージして名付けられた、縁起の良い会社名です。

今回お邪魔した (株)SANKIが育てているキノコは全て、菌床シイタケ!

設備を整えることで、気候変動などの外的要因に左右されず、大量生産が可能という利点があります。

そして、それは(株)SANKIの理念である「広田の女性に安定した職場を提供したい」という想いから。

「マドンナ達のきのこ園」を実現

広田地域には女性が働ける場所が少なく、特に若者たちの流出が多かったそう。

また、豪雨災害や台風などの自然災害が起こるたび、農業や土建屋などの屋外型の仕事は大ダメージを受け、仕事ができなくなる等のリスクに見舞われていました。

「屋内の仕事を作ってみてはどうだろうか?」
「女性たちも活躍できるような、できるだけ重たくない、危なくない仕事で、1年中安定してあるような仕事は何だろう?」

そこで、菌床シイタケにたどり着いたのです。

特別公開!菌床シイタケができるまで

「こっそり、工場内を見て行きますか?」

(株)SANKIの松永社長に、菌床シイタケの秘密を教えてもらいました。
まずは菌床シイタケのルーツ、菌床の作り方から。

まるで砂山のようなこれが何だか、分かりますか?
実は、広葉樹の「おが屑」。菌床シイタケの土台部分の原材料です。

おが屑だけだと栄養が足りないので、栄養を入れて攪拌します。
まんべんなく混ぜたら、機械を使って苗床サイズに圧縮!

手のひらサイズにまで圧縮されました。
この後、蒸気で8時間ほど蒸すことで滅菌します。

無菌室で菌を接種。
その後は3ヶ月間、菌が菌床の全体にまわるのを待ちます。

原木は1年半くらい掛かるのに対し、菌床はとてもスピーディー。

ズラリと並んだ菌床。
別の棟で栽培されている菌床が役目を終えたら、次々と出番待ちの菌床が使われます。

育成中の棟では、菌床がこのように並べられ、栽培されています。
適切なサイズになったら、人の手で一つ一つ、丁寧に収穫し、加工場へ。

加工場では、手仕事でシイタケのじくを整えたり、サイズごとに寄り分けたりしながら、パッキングされていました。

きっちりとシーリングされ、見慣れた姿になった菌床シイタケ。
冷蔵庫で2週間くらいは保つそうです。

大人気!500円の栽培キットと新鮮シイタケ

こうして作られた菌床と菌床シイタケは、なんと現地の工場で購入できます。

敷地内入ってすぐ右手の建物を裏手に回り、入り口にPayPayのシールが貼られている棟を探してください。
そこが加工&販売棟です。

「菌床栽培キットを売ってください」、「シイタケ売ってください」とスタッフさんに声をかけると、販売してくれますよ。

菌床栽培キットは、大きなシイタケができる大と中サイズの2種類。
どちらも500円(税込)です。

直射日光の当たらない場所に、透明のビニール袋を掛けておけば、季節によっては一週間ほどでこのようにモリモリと育ちますよ。

適度に育ったら、ハサミで切り取って収穫しましょう!
およそ3ヶ月間、収穫を楽しむことができます。菌床が崩れてきたら、終わりの合図です。

絶品!シイタケの意外な食べ方!

「シイタケと甘口の麦みそは、かなり相性がいいんだよ!」と松永社長。

松永社長が、シイタケの意外な食べ方を教えてくれました!
その名もなんと『シイタケピザ』!

まず、シイタケのじくを取り、傘の内側に薄く甘口の麦みそを塗ります。
そしてホットプレートもしくはオーブントースターで約5分加熱。
(時間は機械によって多少前後するので、様子を見ながら加熱してください。)

傘の内側に具材をのせます。
今回は、キムチ・ツナマヨ・照り焼き・ピザソースの4種類。

チーズをのせて、蓋をしたホットプレートもしくはオーブントースターで約5分加熱。
(時間は機械によって多少前後するので、様子を見ながら加熱してください。)

チーズが溶けたら、出来上がり!熱々のうちに召し上がれ!
一口サイズのシイタケを使えば、パクっと食べられます。

キムチ味が大人たちに大人気で、ビールなどの酒のおつまみに◎!
子どもはツナマヨがお気に入りの様子でした。

ぜひ、試してみてください。

肉厚で美味しいキノコを手に入れよう!

「菌床シイタケですが、原木シイタケに一番近い品種のシイタケです」
「直接買いに来てくれたら、鮮度の良い最高のモノをご提供できますよ!」
「道の駅ひろたにも卸しているので、そちらでもぜひよろしくお願いします」と松永社長。

広田を元気にしたい!と2008年から始めた、(株)SANKIの菌床シイタケ産業。
今では1日に2,000パックほど出荷しています。

松山市内のスーパーでも売られているので、見かけたら広田を思い出してくださいね。

■ マドンナ達のきのこ園(株式会社SANKI)
住所/愛媛県伊予郡砥部町満穂1819番地1
電話番号/089-969-2110
営業時間/9時~16時
定休日/火曜日・お盆・年末年始

■ 砥部町広田魅力発見・イマナニ特集
Vol.1 「道の駅ひろた「峡の館」と「ひろたの森」で旬の味覚を満喫!」
Vol.2 「『酒蔵カフェ はつゆき』で広田のじねんじょブラマンジェ&プリン!」
Vol.3 「ひろた高市ふるさと学校で里の暮らしを体験!」
Vol.4 「日本最大級のパットゴルフ松山で、美味しい砥部のジェラートを食べよう!」
Vol.5 「冬の定番!こぶしの家でのランチ後は、陶芸と仙波渓谷の紅葉で決まり!」
Vol.6 「広田発の美味しいシイタケが大人気!加工に栽培に、無限の広がり!」

reported by イマナニ編集部 Natuorhytym
イマナニ特集