愛媛県歴史文化博物館「かこさとし絵本展」♪

  

えだまめ    イマナニ体験レポート

広い歴史展示室で、愛媛のむかしにタイムスリップ!

こんにちは、えだまめです。
8月末、西予市にある愛媛県歴史文化博物館(歴博)の特別展「かこさとし絵本展~未来を生きる子どもたちへのメッセージ~」展に行ってきました。

かこさとしさんは「だるまちゃんとてんぐちゃん」シリーズ、「からすのぱんやさん」シリーズなど、世代を超えて愛されている絵本をたくさん作られた方です。
2018年に亡くなられましたが、そのあたたかく愛らしい絵本は、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

「どうして絵本作家のかこさんの展覧会を歴博で?美術館じゃないの?」と、何となく不思議な気持ちを抱きつつ、レッツゴー!
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だるまちゃんとてんぐちゃんの布看板。
だるまちゃんとてんぐちゃんの布看板。 入場プレゼントでポストカードを頂きました。 主に土日に開かれるワークショップ。一度は参加してみたいな。 ロビーから見上げた、博物館の天井。開放的な造りです。
遠いようで近い「歴博」、松山から高速道路で1時間ほどで到着です。

案内所の前にはソーシャルディスタンスを促す案内とともに、かこさんの描いたキャラクターのパネルが飾られていました。
子どもたちも大喜び。待つ間も楽しめる工夫ですね。

人数分のチケットを購入後、まずは順路に従って常設の「歴史展示室」から見学をすることに。
全部で4つのゾーンから成る、広~い展示室。
大小さまざまな模型やパネル、映像、複製資料など豊富な展示物を通して、古代から現在まで愛媛の歴史を分かりやすく学ぶことが出来ます。

子どもたちのお気に入りは、再現された各時代の建物。
実物大で建てられていて、配置されている小物もとてもリアルなんです。

私たち家族は、年に1回くらいのペースで歴博を訪れますが、毎回、入って直ぐにある「竪穴式住居」で娘たちによる寸劇が始まります(笑)
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からすのパネルと一緒にソーシャルディスタンス。
からすのパネルと一緒にソーシャルディスタンス。 松山城下の大型模型!今の松山と比べてみよう。 700年前の鎌倉時代の住居を推定復元したもの。4人家族の設定だそう。 江戸時代の、内子の染物商「大村家」を再現した建物。 平安中期に乱をおこした藤原純友。ボタンを押すと喋ります。

特別展「かこさとし絵本展」から伝わる、子どもたちへの想い

私たち親子のテンションが一番あがるのは、近、現代ゾーンにある、電車の客車や、商店などが再現された昭和初期の「大街道の町並み」です。

少し照明を落とした空間に、実物大で作られた店舗が軒を連ねていて、まるでタイムスリップをしたような不思議な感覚になります。
そして、ここでもあちこちで娘たちの寸劇が行われます(笑)

1階へ下りるスロープから見えるのは、大きな新居浜太鼓台や宇和島の牛鬼、西条のだんじり、南予の鹿踊りの衣装など。
こちらは県内各地の祭りや芸能を紹介する「民俗展示室」です。

定期的に照明と音声による演出が行われていて、タイミングが合えば祭りの雰囲気が味わえますよ。
歴博では、東中南予の偏りなく人物や民俗、出来事などが展示解説されているので、歴史展示室を見終わると、毎回「愛媛って広いなあ~」と思い知らされます。
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昭和初期の「大街道」を再現した町並み。
昭和初期の「大街道」を再現した町並み。 実際に乗れる、伊予鉄道の客車。乗り心地はいかが? うどん屋。丼の中身もとてもリアルです。 懐かしの赤い公衆電話。娘「どうやって電話するん?」 高度経済成長期の家庭の様子。おばあちゃんの家を思い出す…!
そうして、たどり着いた特別展「かこさとし絵本展」。
会場には複製原画や修正の様子が残る原稿など貴重な資料が並び、かこさんの優しい作品世界に触れることができました。

創作絵本、民芸品や伝承遊びについての本、そして科学や生命、宇宙など、理科系の本もたくさん。
手掛けられたジャンルの広さには本当に驚きます。

かこさんの絵本はキャラクターの愛らしさや話の温かさだけでなく、細かく描きこまれているのが面白いところ。
子どもに読み聞かせをしていると、「どれが好き?」「こんなパン無いよね」「これ食べてみたい」…などと話がはじまり、つい中断してしまいます。

少しレトロな絵柄と、内容。
でも、いつの時代の子どもたちにも心に響く絵本。
やがて大人になる子どもたちに贈りたいメッセージ、それがかこさんの絵本には詰まっていると思います。
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「かこさとし絵本展」入り口。撮影はここだけOKでした。
「かこさとし絵本展」入り口。撮影はここだけOKでした。 「愛媛の祭りと芸能」を紹介するコーナー。迫力ある牛鬼と太鼓台。 見学中に、音と光の演出が始まりました。ライトが当たって綺麗。 西条のだんじり。提灯がいっぱい。
さて、最初に感じていた「どうして美術館ではなく歴博が会場なんだろう?」という疑問ですが、最後に展示されていたかこさん作の「だるまちゃんすごろく」を見て納得。

全国の郷土玩具を描いたすごろくの愛媛のコマには、牛鬼が描かれていました。
「これ、さっきあったあの赤いやつやね!」と娘。

先程の民俗展示室にそびえていた大きな牛鬼と、すごろくに書かれた玩具の牛鬼…そうか、「南予」にある「歴博」でやることに意義があったんだ、とストンと腑に落ちました。

子どもたちへのたくさんの想いが伝わってきた「かこさとし絵本展」。
今回、行くことが出来て本当によかったです。

現在は、戦国時代の愛媛の3城(能島城・湯築城・河後森城)にスポットを当てた特別展が開催中です。
ぜひ、常設の展示室も併せて見学されることをおススメします。
特別展「かこさとし絵本展~未来を生きる子どもたちへのメッセージ~」
開催日/2020年5月12日~8月31日
開催時間/9:00~17:30
開催場所/愛媛県歴史文化博物館 企画展示室(愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2)
駐車場/あり 大型8台・普通156台・障害者用3台
料金/高校生以上700円、65歳以上・小中学生350円
問い合わせ先/愛媛県歴史文化博物館  TEL.0894-62-6222
URL/http://www.i-rekihaku.jp
reported by えだまめ