「愛媛マラソン」ランナーだけが知る真実!

  

愛媛マラソンのランナーだけが知っている…そんな秘密をご紹介!

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全国、いや世界屈指の人気大会!?

2018年2月4日、第56回愛媛マラソンが開催されました。ランナーの皆さんサポートの皆さん、そしてテレビで観戦していた皆さんも、お疲れ様でした!

1963年に始まった愛媛マラソンは日本陸連公認の大会で、2010年からは一般ランナーが参加できる市民マラソンになりました。全国でも愛媛マラソンは人気が高く、参加エントリーは毎年抽選になります。この抽選通過が最初の難関とも言われ、今年も合計1万人のエントリー枠に約3倍の応募があったそうですよ。

出場者のナマの声を聞く!

Kさん(松山市在住・会社員)も今年、5回目にしてやっと念願の出場を果たしました。愛媛マラソンのことを色々きいてみることにしましょう。

−−なぜ走ろうと思ったのですか?
「フルマラソンを一生に一度は走ってみたいと思っていたんです。人生経験ですから」

−−練習はどのくらい?
「もともと健康のために走っていたのですが、去年9月末に抽選を通過してからは週に10kmくらい、2ヶ月前には20kmくらい走っていましたね」

−−大会当日はどうでしたか?
「天候がよくなかったですよね。それに自分のコンディションも、あまり良くなかったんです。スタートした時は不安でした。でも念願の出場だし、練習も積んできたし、完走したい!そう思いながら走りました」

−−辛くはなかったですか?
「途中歩いたり、心が折れそうになったりもしましたが、応援に支えられました。家族や会社の仲間、ボランティアの人たち。ゴールまでずっと、沿道の声が途切れませんでした。そしてゴールした時の達成感と充実感で、辛さも全部吹き飛びました」

−−最後に一言どうぞ!
「来年も走りたいです!」

完走者だけが手にする宝物

来年も、という力強い言葉に、熱い気持ちが感じられらますね。一度走ると虜になる人も多いと聞きます。走った先に何かがあるのでしょう!

そんな完走者だけが手にすることができる「完走賞」があります。
まず完走記録証。それからのオリジナルバスタオル。タオルはもちろん「今治タオル」ブランドです。
物よりも心、という話もありますが、手元に置いておける記念品はやはり嬉しいですよね。

またフィニッシュ地点の城山公園内では、いもたきやスープなどの温まるおもてなしや、道後温泉の足湯も用意されています。
参加賞は、Tシャツ、タオル、道後温泉の入浴券もありますよ。

マラソン大会の謎に迫る!

ところでマラソン大会って、不思議だなと思うことも。今回はその謎を、先ほどのKさんが解き明かしてくれました!

−−スタートは県庁前、フィニッシュは城山公園。同じところに帰っては来ません。荷物はどうするの?着てきた上着や財布、携帯電話など、持ったまま走りたくない…
「エントリー受付時にもらう『荷物預け専用袋』に入れて、スタート前に係の人に預ければ、ゴール地点で受け取れるんですよ」

−−すごい人数だけど、スタートはみんな、前の方に押しかけるんじゃないの?
「ランナーは申し込み時に完走タイムを自己申告します。そのタイムによって、スタート待機場所をS~Iにブロック分けし、順にスタートするので、渋滞や混乱なく全員がスムーズにスタートできるのです」

−−でもそれだと、後からスタートする人は最初の人より、何分も余計にかかってしまう。正確なタイムが計れないのでは?
「心配無用。ゼッケンの裏に小さな記録計測器が装着されていて、要所要所の地面にある計測エリアを通過すると、自動的に各人のタイムが記録されるのです。みんな同じスタート地点から計測し始めるので、最後尾からのスタートでも安心ですよ!」

−−アスリートと違って、一般ランナーは4時間から6時間も走り続けますが、途中でお腹が空きませんか?
「途中のエイドステーションで色々な給食を提供してくれます。ポンジュース、みかん、タルト、坊っちゃん団子など、愛媛名物も並びます。愛媛マラソンはそのおもてなしの多さも有名で、全部食べるとお腹がいっぱいになるほど。本当にありがたいです」

なるほど。さまざま仕組みと、ボランティアなどサポートのみなさんのおかげで、大会が運営されているのですね。

この素晴らしい大会を、見ているだけじゃもったいない!来年は選手として参加してみませんか?急には無理だという人は、ボランティアとしてランナーを支えるのもやりがいのあること。次回まであと1年、エントリー申し込みまでは例年通りならあと半年!?決心しましょう、準備を始めましょう!

reported by イマナニ編集部
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