上島町・積善山の三千本桜

  

海と桜の絶景に魅せられて

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松山市内から車で約2時間、しまなみ海道の生口島から船に揺られること約5分。
たどり着くのは上島町岩城島。
この島には桜の名所『積善山(せきぜんざん)三千本桜』があります。
島の中心部にある積善山は春になると桜の花でピンク色に彩られ、観光客を優しく出迎えてくれます。
今年も蕾がふっくらと膨らみ始め、春の訪れを感じさせてくれていますよ。

本特集では、まだ『積善山三千本桜』を見に行ったことがない方へその魅力をお伝えしたいと思います。

上島町ってどんなところ?

上島町は愛媛県と広島県の県境、しまなみ海道中央の南側に位置する、瀬戸内海に浮かぶ25の島からなる離島の町。
離島と聞くと不便な印象を受けがちですが、上島町には1日に180便以上もの旅客船やフェリーが行き来しています。

上島町には信号やトンネルが1つもありません。
また、弓削島、佐島、生名島を結ぶ2つの橋は『ゆめしま海道』と呼ばれ、交通量が少なく、道路状態も良いため、新たなサイクリングルートとしても大きな注目を浴びています。
2022年には『積善山三千本桜』のある岩城島への橋(岩城橋)も架かり、ゆめしま海道が全て完成する予定です。
ますます目が離せない話題の場所となるでしょう。

『積善山三千本桜』の桜は、岩城島の宝

『積善山三千本桜』と名付けられているものの、年々その本数は増えていき、現在ではなんと4,000本近く!
最初は数本程度しか植えられていなかった桜の木ですが、1955年頃から島民が植樹を始めました。
お祝い事や記念日のたびにその数を増やしていく桜は、まさに岩城島の宝。
瀬戸内海の穏やかな気候と、岩城島に住む人々の愛情をたっぷりと受けて育った『積善山三千本桜』は、どの木を見ても生き生きとしています。

展望台からの景色は「絶景」

標高370mの積善山の頂上には、360度大パノラマの展望台があります。
山の上を走る“桜の道”は「天女の羽衣」と評されるほど。桜越しに瀬戸内海の多島美を拝められる場所として、県内外から高い人気を得ている場所でもあります。

積善山へは、北側の『小漕港』付近と南側の『岩城港』付近からそれぞれ自動車で登ることができるのですが、桜の時期は大変混雑するのでご注意ください。
また、桜の時期の週末は渋滞緩和のための一方通行が実施されるので、北側から登って南に下りるルートになります。

山頂までは徒歩で1時間半~2時間。
道中にはSNS映え必須の景観ポイントが数か所、妙見神社の鳥居(奥には巨石信仰の遺跡『妙見メンヒル』があります)、休憩所。
そしてお手洗いもたくさんあるので、安心して山頂までたどり着けますよ。
綺麗に舗装された登山道は小さな子どもやベビーカーでもOK! 家族みんなで積善山の春を体感してくださいね。

積善山の三千本桜 交通のご案内チラシはコチラ(PDF2.0MB)

『いわぎ桜まつり』は4月1日(月)から

岩城島では毎年、桜の時期になると『いわぎ桜まつり』を開催しています。
今年は4月1日(月)~14日(日)の日程。
メインとなる最終日には『岩城桜公園』でステージイベントが行われたり、各種バザーが出店したりと大盛況。
登山路では、岩城島の特産品であるレモンを使用したレモンティーや、柑橘系のフルーツを観光客に振る舞う『お接待』を行っているので、ぜひごちそうになってください。

桜まつり期間中は、頂上付近で野菜やお惣菜も販売しているそうですよ。
特に岩城島で養殖されている鯛を使った“タイのコロコロフライ”が美味しいのだとか。

また上島町のTwitterやHPでは、桜の開花情報やまつり開催中の混雑状況も随時更新していくようなので、是非チェックしてくださいね。
岩城島桜情報Twitterはコチラ
上島町公式HP・岩城積善山三千本桜情報はコチラ

■いわぎ桜まつり
開催期間/4月1日(月)~14日(日)※メインイベントは14日(日)
開催場所/岩城島積善山周辺
イマナニ「いわぎ桜まつり」情報はコチラ

『積善山三千本桜』の美は、夕方から夜にかけてこそ極まる


▲積善山の桜と夕日のコラボレーションは、言葉を失うほどの情景。
 刻一刻とその姿を変えていくので、見飽きることがありません。


▲“竹あかり”に灯された桜の様子。まさに「日本の美」ですね。
 島の深い夜を照らすこの“竹あかり”は、地元の中学生が毎年、卒業記念として制作しています。

桜の木と同様、その数は年々増え続けているのだとか。
ボランティアで山を清掃するなど、岩城島を支えている未来の灯火からは、地元への情愛を強く感じます。

夜になると『岩城公園広場』では、花見を楽しむ島民の姿もチラホラ。
職場の仲間や家族が食べ物を持ち寄り、いろんなことを語り合っているそうですよ。
もちろん観光客のお花見もOK!
泊まってゆっくり楽しむのも良いですし、日帰りの方でも船の最終便が20時まであるので、夜桜を楽しむことができます。

島豚“レモンポーク”をお花見で食す!

花見といえば…、忘れてはいけないのがお花見弁当ですよね~。
手作りのお弁当を持参するのもいいけれど、岩城島はレモンを食べて育った島豚“レモンポーク”が有名なのでぜひ味わってみてください。
柔らかい肉質のレモンポークは甘みが強く、とてもジューシーです。

島内で店を構える『民宿 よし正』では、2~3日前までの要予約制でお花見弁当の注文&宅配(山の上は不可)ができます。
レモンポークを使用したお弁当も販売しているので、ご注文の際はぜひ「レモンポークを」とお願いしてみてくださいね。

■『民宿 よし正』
住所/越智郡上島町岩城1540
電話番号/0120-37-4403
民宿よし正・公式HPはコチラ
イマナニ「民宿よし正」情報はコチラ

お花見のあとは“美人の湯”で疲れを癒やして

岩城島にはいくつかの宿泊施設があるのですが、『菰隠(こもがくし)温泉 ホテル三洋倶楽部』は、瀬戸内海付近でも数の少ないペット専用フロアのあるホテルになっています。
客室内ではノーリードOK!
本館には犬専用のシャワー室もあるので、お花見や浜辺でたっぷりと遊ばせてあげても大丈夫ですよ。

また地下1,200mから汲み上げられた自家源泉を利用している温泉は、“美人の湯”としても有名。
その効果は女将さんを見れば一目瞭然です!

大浴場『幸喜の湯』は、17:00~22:00(最終受付21:00)の営業。
また前日までの予約で貸切ることができる暁の露天風呂『喜悦の湯』は1日3組限定!
時間は11:00~13:45までとなっています。
お天気の良い日には、180度の多島美が見渡せるので、お花見の疲れを癒やして帰ってくださいね。

■菰隠温泉 ホテル三洋倶楽部
料金/『幸喜の湯』は一般900円、子ども600円、5歳以下無料(宿泊者は無料)『喜悦の湯』は1グループ3,500円(宿泊者は2,500円)
住所/越智郡上島町岩城2559
電話番号/0897-75-3250
菰隠温泉 ホテル三洋倶楽部・公式HPはコチラ
イマナニ「菰隠温泉 ホテル三洋倶楽部」情報はコチラ

上島町の海と桜を体感しに行こう


▲『積善山三千本桜』から見る“上島町のめざめ”。この景色を見るために宿泊する人もいるのだとか

桜を見て、「美しいですね」と気持ちをこぼした私。
それを聞いた上島町の職員さんは、「僕たちにとっては日常の風景だから」と言って笑いました。
その笑みの中に、自然とともに生きる島人の“誇らしさ”を感じ、私もついにっこり。

積善山の三千本桜が美しいのはもちろんですが、それ以上に輝くものが、この町にはあるのだと思います。

上島町のInstagramでは、町の魅力を随時発信中。綺麗な景色がたくさんあるので、ちょっと疲れた日にアクセスしてみてください。
そして写真で癒やされたなら、ぜひ足を運んでみてくださいね。
春休みのプチ旅行にもピッタリですよ。
上島町 公式インスタグラムはコチラ

朝、昼、夕方、そして夜。訪れるたび、見るたびにその情景を変える『積善山三千本桜』の開花はもうすぐです!
上島町 船の時刻表はコチラ(PDF0.5MB)
上島町 船の料金表はコチラ(PDF0.2MB)

reported by イマナニ編集部 みほ
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